🛡️ 保険
医療保険・がん保険・貯蓄型保険。「入っておいた方が安心」の中身を確認します。
「保険はお守りみたいなものですから」は本当? お守りと保険は働く順番が逆です
お守りは災いが起きる前に働くもの、保険は起きた後にお金が出るもの。時間軸が逆です。「お守りみたいなもん」は金額の話を止める言葉でもあります。いくらのお守りなのかを確認してください。
「自転車保険は義務です」は本当? 義務なのは賠償責任の備えです。「自転車保険」という商品ではありません
条例が義務づけているのは損害賠償を保障する保険で、自分のケガの補償は要件に入っていません。国土交通省は、自動車保険や火災保険に付ける個人賠償責任補償特約を「代表的な商品」と書いています。まず確認するのは、すでに入っていないかどうかです。
「国の年金は破綻します」は本当? 破綻はしません。水準は下がります
年金は「足りなくなったら給付を下げる」設計です。だから破綻という結果は出ません。ただし所得代替率は61.2%から下がる見通しで、下がるのは主に基礎年金のほうです。破綻と水準低下は別の話です。
「高額療養費はいつまで続くか分かりません」は本当? 続きます。ただし今年8月に変わりました
高額療養費は健康保険法に書かれた給付です。なくなりません。ただし金額は政令で決まるので変わります。2026年8月、月の上限は引き上げられ、いっぽうで年間の上限は下がりました。そして民間の医療保険は、公的保険がある前提で設計されています。
「相続対策に保険が必要です」は本当? 非課税枠はあります。要る人は限られます
生命保険金の非課税枠は500万円×法定相続人の数。本当にあります。ただし減る税金はその一部です。「自宅を売るハメになる」の前に、小規模宅地等の特例・配偶者の税額軽減・延納という3つの制度があります。
「がん保険は絶対必要」は本当?「2人に1人」だからこそ保険に向かない理由
2人に1人ががんになるのは事実です。ただし高確率で起きることは保険料に織り込まれます。先進医療特約についても、先進医療が「評価中の医療」で標準治療こそが「最良の治療」であることを一次情報で確認しました。
「予定利率1%の商品です」は、あなたのお金が1%増えるという意味ではありません
予定利率は保険料を計算するときに使われる利率で、あなたの受取額がその利率で増えるという意味ではありません。保険料の3つの予定率と、実際に確認すべき数字を整理しました。
「個室になったら差額ベッド代がかかりますよ」は本当?払わなくていい場合が決まっています
差額ベッド代は「個室を希望した人」だけが払うものです。治療上の必要や、大部屋が満床という病院側の事情で個室に入った場合、病院は差額を請求できません。厚生労働省の通知で明確に定められています。
「公的保障だけでは足りません」は本当? 足りないと言うには3つの数字が要ります
「足りない」は引き算の結論です。①公的保障 ②必要額 ③その差、の3つが要りますが、①が空欄のままのことがあります。医療費には高額療養費制度の上限があり、働けないとき・亡くなったとき・障害が残ったときにも制度があります。
「医療保険は入っておいた方が安心」は本当?まず最大でいくらかかるか調べよう
医療費には高額療養費制度で上限があります。入院の68.4%は14日以内。しかも長引けば「多数回該当」と年間上限でさらに軽減されます。医療費は「高確率・小損失」で、保険より貯蓄で備える領域です。
「返戻率110%だから10%増えます」は本当?年利に直すと約0.9%です
返戻率は「何年かけて」その倍率になるかで意味が変わります。返戻率110%を20年の月払いで達成した場合、年利に直すと約0.94%。一時払いか月払いかでも約2倍違います。換算表と計算方法をまとめました。
「掛け捨てはお金を捨てている」は本当?保険は何のために入るのかを整理してみた
掛け捨ての保険料は「捨てたお金」ではなく、背負えない損失を保険会社に引き受けてもらう費用です。確率と損失の4象限で考えると、本当に要る保険は自動車・火災・生命の3つに絞れます。
「貯蓄型保険なら安心してお金を貯められます」は本当?正体はセット商品です
貯蓄型保険は「薄めの保障」と「控えめな積立」をまとめたセット商品です。保険会社の取り分は結果に関係なく先に決まり、早くやめれば元本割れ、続けても増え方は年1%前後。保障は掛け捨て、資産形成は投資と分けたほうが良い条件になります。